近藤圭伸先生インタビュー

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インタビュー

近藤圭伸先生インタビュー


Vol.02

コンサルタント業務

お客様に何を提案しようか、どんな制度を導入しようかなど、いろいろと自分で決めることができました。

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□監査法人トーマツへの転職、そこでのお仕事についてお聴かせ下さい。


中小企業診断士の試験に合格し、組織人事のコンサルタントになりたいと思っていた矢先に、監査法人トーマツ・マネジメントコンサルティング部門の人事コンサルタント募集の求人を見つけて応募し、運よく合格できました。

当時は、組織作りや人事・賃金制度構築のニーズがたくさんあり、コンサルタントもかなり不足していましたので合格できたんだと思います。(笑)
私が所属していたその部門は公認会計士ではなく、コンサルタントの組織で、コンサルタントの自主性を重んじていました。仕事に関しては上司から指示・命令されることはほとんどなく、自らお客様に何を提案しようか、どんな制度を導入しようかなど、いろいろと自分で決めることができました。要するに本当の意味での裁量労働でした。
このような仕事の任され方は楽しいですね。本当に自由奔放な組織でラッキーでした。

「自分で考える」といった仕事の習慣や流れが今もあって、この頃に身につけたものなんだと思います。
トーマツに就職した当初は診断士の試験に合格したというだけで、何の経験もありませんでした。日本中が「職能資格制度」全盛の時代で、大企業がこぞってそれを導入していました。私も最初は楠田丘先生の職能資格制度を学ぶことから始まめましたが、暫くしてそれぞれの企業に合わせた制度を考えていくようになりました。

トーマツでは自分で考える、1社1社のお客様の理解をすればするほど、お客様にあった制度づくりが必要なのだということを学びました。
それと、仕事はハードでしたね。トーマツに在籍した5年間くらいは、毎日終電だったと思います。しかし、若いうちはそのぐらいハードに働いたほうが自分のためになると思いますね。


□コンサルタント業務に特化した社労士になるために必要なことは何でしょうか?


本当はコンサルティングを得意とする人っていうのは分析したり、ものごとを理論的に考えたりできる理系の人が理想だと思うんですね。私は経営学部でまるっきり文系ですが、それでもやってこれたというのは、基本はお客様をとことん理解し、向き合い、寄り添うことをしてきたからだと思っています。

それと、いろいろな会社があるなかで、自分に合う会社にターゲットを絞りこんできたからだと思います。私のターゲットは従業員数50人から100人の中小企業でかつ若い経営者のいる会社です。このような会社は本当に私たちを必要とし頼りにしてくれるんです。

中小企業が大手のコンサル会社のコンサルティングを受けても、大金だけ支払って何もならないことが多々あります。私はこのような会社をいままで沢山見てきました。大手のコンサル会社は使う言葉も難しいし、横文字が多く入っています。また、内容も大企業向けだったりするんです。
ですから、私たちのような中小企業のことを理解できる身近なコンサルタントが必ず必要とされるんですね。 結論を言いますと、お客様をとことん理解し、向き合っていけば、誰にでもコンサルティングはできると思います。
ただし、ターゲットを間違えると失敗する可能性があります。自分たちよりはるかにアタマのいい人達が沢山いる大手企業にコンサルティングをしようと思っても、それはやらないほうが無難なんですよね。品質要求は厳しいですし、かえって評価を落としてしまうことになりかねません。

「100人未満の中小企業をやる」とか、さらにもっとターゲットを絞るなら「メーカーをやる」「医業をやる」「飲食をやる」とかするといいと思います。
事務所を1人でやっていて、それなりの収益を得たいなら、特定の業種に特化するのもいい方法だと思います。

特定の業界に特化するとそれまでの経験が次に生かせますし、ノウハウが蓄積されるので、その業界で名を馳せることができます。できれば誰もしないような業界や分野に取り組めばすぐに第一人者になることができますね。

要は、自分をマーケティングすることです。どの分野でどのように頑張るかを考え抜くことです。
やみくもにやっていたら、きっと成果が上がらないと思います。自分の存在意義も見いだせなくなってしまいますね。
とはいえ、独立した当初は頂いた仕事は何でも断らずに「ありがたい」と思って受けたほうがいいと思います。いろいろ経験しながら、だんだん自分の立ち位置やねらいを定めていけばいいと思います。

コンサルティングは「知識」と「実践」の行き来をするのがとても大切です。
本を読んだだけの理論なら、それはお客様に「教科書的な知識を言っているだけ」とすぐバレてしまいますし、実践だけで理論的な背景や知識がないと、物足りないコンサルティングになってしまいます。


□トーマツから独立したきっかけは何でしたか?


トーマツには5年くらい在籍しました。もっと自分らしく、自分のやりたことをするには?と考え、お世話になったトーマツを退職して独立しました。
肩書きなしでゼロから個人の名前で勝負したかったという思いも少しありました。
当時は「名古屋人事労務サービス」という屋号で、主に人事・賃金制度構築コンサルティングを業務内容にしていました。社労士業務はほとんどしていませんでしたね。


□人脈づくりで大事にしていることは何ですか?


最初は知っている税理士さん、会計士さんのところに行き、彼らが困っていることの相談にのったり、人事労務に関する情報提供をしていました。税理士さん、会計士さんのところには、業種によっては税務や会計よりも人事労務や賃金に関する相談が多いということも聞いていました。

種まきの時期だから収穫はできないと分かっていたので、種を蒔くことばかりしていましたね。
そこで焦って収穫しようとすると、「あいつは自分の利益のことしか考えない」と言われたりして、失敗してしまいます。
当時私は、誠実に愚直にやっていたら、きっと信用されると信じて動いていましたね。こんな調子ですから開業後10ヵ月間は無報酬でしたよ。
家族がいましたし、貯金は減っていくし、本当は不安でしたが、妻は何もいわずに「あなたのやりたいようにやったらいいじゃない」と言ってくれました。

そうこうしているうちに、税理士さん、会計士さんから自然に仕事の話をいただくようになったんです。最初の仕事は人事賃金制度構築の仕事で、半年で300万円くらいの仕事でした。
本当に幸運だったというか、食いつなぐことができたと思っています。

私の人脈づくりの秘訣(考え方)は、1,000人の人を薄く知っているよりも、1人のキーマンと密に付き合う方が得るものが比較にならないほど大きいということです。ですから私は異業種交流会にはよほどのことがないと参加しません。若いころはよく分からず異業種交流会に参加したりしていましたが、結局、名刺は増えてもその後お付き合いをしている人はほとんどいないんですよね。

現在のデライトコンサルティングの事務所の売上の8割くらいは、数人の重要な人物(心から信頼できる税理士さん、会計士さん等)からのご紹介なんです。

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  • Vol.01 社労士になるきっかけ
  • Vol.02 コンサルタント業務
  • Vol.03 事務所の開業
  • Vol.04 【持ち味カード】【いい会社カード】
  • Vol.05 これからの社労士とは
  • Vol.06 大規模事務所のメリット
  • Vol.07 今後の目標とメッセージ

執筆者

社会保険労務士法人デライトコンサルティング
近藤圭伸
◎人事賃金制度の設計・導入・運用サポート
◎就業規則作成支援
◎人事労務相談
◎企業内教育研修の企画・講師
◎キャリアカウンセリング ほか

一緒に考え、一緒に実践し、共に成長していく関係を築きましょう。私たちは、採用から退職までの労務管理実務から組織人事運用支援まで、中小・中堅企業に特化した人事コンサルファームです。お気軽に何でもお問い合わせください。


目次

01 社労士になるきっかけ

02 コンサルタント業務

03 事務所の開業

04 【持ち味カード】【いい会社カード】

05 これからの社労士とは

06 大規模事務所のメリット

07 今後の目標とメッセージ


  
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